神保町の⻭医者|神保町ミセ⻭科・矯正⻭科

食いしばり治療

食いしばりとは

食いしばり治療について

顎関節症

  1. 顎関節症は、上記のような様々な症状を引き起こす慢性疾患です。原因は多くの場合、精神的なストレスなどによる筋肉の緊張や噛み合わせ、日々の生活習慣などが関連しています。
    患者様と一緒に原因を考え、日常生活が楽になりますようアドバイスや治療法のご提案をいたします。

    食いしばりなどの咬む力が原因で破折線の入った歯
  • 顎が痛い
  • 顎からカクカク音がなる
  • 朝起きると顎周りがだるい
  • 口を開けづらい
  • 偏頭痛や肩こりに悩んでいる など
 

食いしばり治療:ボツリヌス治療

食いしばり・顎関節症

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。

ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きをおさえる作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができるのです。

ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。

ボツリヌス治療の効果

  • 歯ぎしり
  • 食いしばり
  • 肩こりや頭痛
  • 顎関節症
  • 歯の欠けや割れ
  • ガミースマイル
  • 顎の梅干しシワ

ボツリヌス治療の持続期間

効果の持続力には個人差がありますが、4〜6ヶ月が概ね目安となっています。

永続的な効果があるわけではありませんので、定期的に治療を行うことで効果の持続と改善が顕著になります。

ボツリヌス治療のリスク・副作用・注意点

経験する副作用のほとんどは、治療した筋肉の過度な脱力です。この副作用は、くすりの量を少なく設定すれば回避できます。できるだけ少量から治療を開始します。

ボツリヌス治療をできないケース

妊娠中または、妊娠している可能性のあるかた、授乳期間中のかたは受けられません。妊娠する可能性のあるかたは、投与中および最終投与後2回の月経を経るまでは避妊を推奨されています。

男性は投与中および最終投与後3ヶ月は避妊を推奨されています。

ボツリヌス治療のよくある質問

食いしばり・顎関節症
  1. ボツリヌス治療は痛いですか? 注射を打つので、針を刺す痛みは感じます。注射後は、少し重くなるような感覚になります。その重くなるが正常な感覚です。
  2. 治療の効果が出るまでの期間は? 注射した当日には残念ながら、ほとんど効果は現れません。通常は2~3日経ってから徐々に効果が現れることがほとんどです。その後2週間程度で効果は安定し、3~4ヶ月程度持続して徐々に元に戻ります。
  3. どこに注射をしますか? ・咬筋:歯ぎしり・食いしばり
    ・上唇挙筋:ガミースマイル
    ・オトガイ筋:梅干しシワ
    ・口角下制筋:口角挙上
  4. ダウンタイムはありますか? ダウンタイムはありません。

食いしばり治療:ナイトガード

食いしばり・顎関節症

ナイトガードとは、歯ぎしりによる悪影響を取り除くための装置です。

透明なマウスピースで、歯列全体を覆うことができます。睡眠中に装着することで、歯ぎしりによる歯の摩耗や顎関節へのダメージを軽減することができます。

ナイトガードの効果

ナイトガードの主な作用は、歯のすり減りを防止することです。歯の代わりにマウスピースがすり減ることで、歯質が摩耗するのを防ぐことができます。同時に、顎関節への負担も軽減されます。ですから、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを改善することが主な作用ではありませんが、治療を継続していくことで、ブラキシズムがなくなっていく患者さんも珍しくありません。

夜間の歯ぎしりや食いしばりにお困りの方は、当院までお気軽にご相談ください。