本日は歯垢と歯周病の関係についてお伝えします。
歯垢と歯周病の関係性には2つの仮説があります。
1つは歯垢の量が多いと自分の免疫を上回ってしまい歯周病を進行させ、量が少なければ歯垢の毒素は免疫によって中和されるので歯周病の発症や進行は見られないという考え。
もう1つは、ある特別な細菌を含んだ歯垢だけが病原性を有しており、歯周病の発症や進行に関わるという考え。
つまり、歯垢が多ければ多いほど歯周病のリスクは高くなります。
また、全く歯磨きをしていないけど歯周病にならないという方も中にはいらっしゃるかと思います。その方は歯垢の中に病原性の高い細菌が少ないので歯周病になりにくいのです。
自分がどちらのタイプかわからない、歯垢の中に病原性の高い細菌がいるのかわからない、では歯周病を予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
それは定期的な歯科医院でのメインテナンスでプロにお口の隅々まで歯垢を除去してもらいます。
歯垢を除去してもその日のうちにまた歯垢が付着しますが、ほとんどはセルフケアで除去されます。
しかし、セルフケアがしっかりとできていないとメインテナンスで歯垢を除去してもその後、歯垢が増加し続け歯周病が進行します。
これが歯垢と歯周病の関係性です。