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❼歯石の好発部位

こんにちは、衛生士の會澤です。
本日は「歯石の好発部位」についてお話しします。

まず歯石とは、歯に付着したプラーク(歯垢)が歯磨きで落とされないまま長期間堆積し、唾液中のカルシウムと結合して石灰化し固くなったものを言います。
表面はとてもザラザラしているため、歯石の上にさらにプラークが付着しやすくなっています。

歯石の好発部位は、上の奥歯の外側と下の前歯の裏側で、特につきやすいのは下の前歯の裏側です。
なぜここに歯石がつきやすいかですが、そこには唾液腺の出口があるからです。
唾液腺は顎下腺、耳下腺、舌下腺の3つあり、唾液が停滞する為この3つの唾液腺の近くに歯石がつきやすいのです。
歯石のつきやすさや量には個人差はあるのですが、歯石がつきやすい方はこの辺りを特に気をつけて歯磨きする事をオススメします。
歯石は歯肉に炎症を起こす原因になるので、きちんと取り除くことが大切です。
歯石は石のように固く歯ブラシでは落とせないので、定期的に歯科医院に通って歯石を落としましょう。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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❻ 歯磨きで歯肉の状態はよくなるのか

2回目となりました。
こんにちは
歯科助手の加藤です。

本日は『歯肉より上の歯(以下歯肉縁上)のブラッシングだけで歯肉は良くなるのか』を一緒に学んでいきましょう。

サルを用いた研究を紹介します。
実験開始時に歯肉縁上、縁下(歯肉内)の歯垢を全て除去しました。 1年間の実験中左側の歯は週3回注意深く磨き、右側の歯は全く磨きませんでした。

観察すると、ブラッシングをしっかり行わなかった歯はほとんど歯肉内に歯垢が形成されていたのに対して、ブラッシングをした歯は歯肉内の歯垢の形成は見られなかったそうです。

この結果「歯肉より上の歯をしっかり磨くと、歯肉の中の歯垢は増えない」ということが分かります。
そして、歯肉の中に付いてしまった歯垢は元に戻るのに1年以上かかるという研究もあるそうです。

歯肉内の歯垢の細菌は歯肉より上の歯の歯垢から供給されているので、歯をしっかりと磨くことにより歯のみならず、歯肉の中の歯石の量も減少し歯肉は健康な状態になっていくんですね。

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❺喫煙と歯周炎の関係について

喫煙が歯周炎のリスクを高めることはみなさんご存知ですか?

アメリカの調査で
喫煙者は15.6%
過去喫煙者は10.5%
非喫煙者は4.9%
が歯周炎となり、喫煙者では歯周炎を患っている人が著しく多いことがわかります。

同じ年齢、性別、人種、学歴、収入であっても
喫煙者は非喫煙者と比べると3.97倍リスクが高い結果となってます。

また喫煙の量によってもリスクに差があります。
1日に9本以下の喫煙者と非喫煙者を比較したリスクが2.79倍であるのに対し
1日31本以上の喫煙者と非喫煙者を比較した場合では5.88倍と、リスクが2倍以上に増加しています。

このように、さまざまな歯周炎のリスクである原因をを加味しても歯周炎の原因の52.8%が喫煙と推定されています。

まさに、喫煙は歯周炎の最大のリスクというわけです!

また受動喫煙と歯周炎の関係を調べた研究もあり、家庭や職場で受動喫煙にさらされている人は歯周炎のリスクが1.6倍になるとされています。

そして喫煙者は歯周炎治療の効果が低くなることもわかっており、歯周治療に対する効果は喫煙者では25〜50%程度低下すると言われています。
またインプラント治療に関しては、非喫煙者に比べほぼ2倍の失敗率を示しています。

では禁煙をするとどのようになるのでしょうか。
禁煙2年までは歯周炎のリスクは非喫煙者と比べ3.22倍と高いですが、禁煙を続けているとリスクはだんだんと低下していき、禁煙11年を超える頃には1.15倍とリスクはほとんど消滅しています。

このようなことから禁煙は歯周炎治療としても非常に有効であることがわかります。

禁煙はお口の健康も身体の健康も守ってくれるようです。
おタバコを吸われている方はこれを機に禁煙を検討してみてはいかがでしょうか。

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❹歯石とは


初めまして。
衛生士の原です。

本日は「歯石」についてお話ししていきます。

歯石は歯に付着したプラーク(歯垢)が除去されないまま長期間堆積し石灰化した沈着物のことを言います。
歯石表面は粗糙であるため、プラーク(歯垢)が付着しやすく、自浄作用や口腔清掃が制限されるため歯肉炎、歯周病、口臭の原因となります。

歯石には
歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石の2種類があります。
歯肉縁上歯石は歯と歯茎が接している部分より上にある歯石です。
特徴としては
・白色もしくは黄白色
•目で確認できる
•プラーク(歯垢)が原因
•柔らかく比較的簡単に除去できる
•唾液によって石灰化する
•歯肉炎の原因になる

歯肉縁下歯石は歯と歯茎の下の部分、歯周ポケットに隠れている歯石です。
特徴としては
•黒色もしくは暗褐色
•硬く除去が困難
•歯周病の原因になる

歯肉縁上歯石、歯肉縁下歯石どちらもセルフケアでは落とすことができないので歯科医院で落とす必要があります。

歯周病にならないためにも定期的に歯科医院に通い健康な歯を目指しましょう。

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❸お口の中のpH


初めまして、衛生士の會澤です。
本日は「お口の中のpH」についてお話しします。

まずpHとは、酸性、アルカリ性の度合いを表す単位です。
私達のお口の中は中性でpHだと通常6.8〜7.0ぐらいに保たれています。
ですが、食べ物を食べたり・砂糖の入った飲み物などを飲んだりすることで食物飲料や口腔内細菌が出す酸により、お口の中はすぐに酸性に傾きpH値は低くなり脱灰(歯の表面にあるエナメル質が溶けること)が始まります。
お口の中が酸性に傾くと、酸によって歯が溶かされるリスクは高くなりますが、唾液の作用により1時間程度かけて徐々に中性の状態に戻してくれます。
しかし、ダラダラと食べ物を食べたりや缶コーヒーやスポーツドリンク・ジュースなど砂糖の入った飲み物を摂取してしまったり、口の中に食べカスが残っていたり、ご高齢などによって唾液の分泌が少なく緩衝作用がうまく働いていなかったりすると、お口の中のpHは酸性状態が長くなってしまい虫歯のリスクが増えてしまいます。
なので、虫歯のリスクを下げる為にも
①お食事時間や間食回数を決めて短時間で済ませる。
②食後はしっかり歯磨きをする。
③ご高齢の方は唾液腺をマッサージして唾液分泌量を多くする。
④フッ素入りの歯磨き粉を使用する。
事をお勧めします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。

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❷歯磨きはお口のトラブルに効果あるのか

はじめまして
歯科助手の加藤です。

皆さんとこのブログを通して歯について「そうだったんだ!」を学んでいけたらいいなと思ってます。

歯垢は歯肉炎の原因で、ブラッシングで炎症が素早く治っていくという研究結果があるのはご存知ですか?

とある研究者はボランティアの歯学部生ににブラッシングする事を止めさせると、歯垢と歯肉炎の指数が相関することが実験的に証明されたようです。

実験的な歯肉炎で、ブラッシングをやめて2.3日で様々な細菌が検出されます。そして7日目までに歯肉炎になってしまったそうです。

しかし歯垢が除去されれば、素早く治ります。

この実験はブラッシングが歯肉炎の予防に効果がある事を全世界に証明したものです。

健康的な歯肉を持った被験者のグループがブラッシングを含む全ての清掃を止めると
①歯の表面に歯垢が溜まる
②全員歯肉炎になってしまった
③ブラッシングを再開したことにより健康的な歯肉に戻ったそうです。

歯磨きは歯肉炎にとても効果があるんですね。
ただ磨くだけではなくしっかりと磨くことにより歯肉炎だけではなく、様々なお口の中のトラブルを防げます。

当院では歯磨きの指導も行っております。
是非ご相談ください。

皆様の御来院お待ちしております。

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❶歯垢と歯周病の関係

本日は歯垢と歯周病の関係についてお伝えします。

歯垢と歯周病の関係性には2つの仮説があります。

1つは歯垢の量が多いと自分の免疫を上回ってしまい歯周病を進行させ、量が少なければ歯垢の毒素は免疫によって中和されるので歯周病の発症や進行は見られないという考え。

もう1つは、ある特別な細菌を含んだ歯垢だけが病原性を有しており、歯周病の発症や進行に関わるという考え。

つまり、歯垢が多ければ多いほど歯周病のリスクは高くなります。
また、全く歯磨きをしていないけど歯周病にならないという方も中にはいらっしゃるかと思います。その方は歯垢の中に病原性の高い細菌が少ないので歯周病になりにくいのです。

自分がどちらのタイプかわからない、歯垢の中に病原性の高い細菌がいるのかわからない、では歯周病を予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
それは定期的な歯科医院でのメインテナンスでプロにお口の隅々まで歯垢を除去してもらいます。
歯垢を除去してもその日のうちにまた歯垢が付着しますが、ほとんどはセルフケアで除去されます。
しかし、セルフケアがしっかりとできていないとメインテナンスで歯垢を除去してもその後、歯垢が増加し続け歯周病が進行します。

これが歯垢と歯周病の関係性です。

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