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㉒お口の中の特徴

こんにちは

歯科助手の加藤です。

本日はお口の中の特徴を勉強していきましょう。

私達が食べるのに欠かせない、口や歯。これらには、体の他の部位とは異なる、どんな特徴があるのでしょうか。それらを頭に入れておくことで店はの健康管理がしやすくなると思います。

まず口の中にはデリケートな粘膜と、硬い歯が隣り合わせにある、ということが特徴的です。歯はエナメル質で覆われていますが、このエナメル質は人間の体で最も硬いと言われており、水晶ほどの硬さがあります。

そして歯や歯茎も細かく見ていくと硬い組織と柔らかい組織の組み合わせになっています。だからこそ各部位に応じた適切なケアが重要になるのです。歯は、親知らずを除くと、基本は上下14本ずつで計28本です。1989年から、厚生省当時と、日本歯科医師会で推奨した、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」。2016年の調査では、2人に1人が達成していますが、20本と言うと一体何本失うことになるのかと考える方は少ないかもしれません。全体が28本と考えると、イメージしやすいでしょう。8本という計算になりますが、現在では、もっと残して自分の歯で食べ続けたいという方が多いと思います。

私達が硬い食べ物を噛んで細かく砕くことができるのは「歯」があるからです。しかも、噛む時に奥歯には、自分の体重ぐらいの力がかかると言われています例えば体重が50kgぐらいの女性であれば50kgぐらいの重荷がかかります。それほどのパワーがあるからこそ、歯ぎしりがひどいと自分自身の歯すら、ひどく痛めつけてしまうこともあるのです。

その一方で、歯を支える歯茎や口の中の粘膜は繊細です。これほど粘膜がむき出しで、日常的に自分で触れられる部位は他にないと考えられます強いて言うなら「あっかんべー」をすりと、目の粘膜は触れられますが、それでも口の中と比べると、ごくわずかな面積です。

スペース空ける粘膜は、皮膚よりもターンオーバーが速く、出血しやすいと言う特徴があります。歯磨きの際に毎回違出ても気にしない人が多いようですが、実はここには気をつけてほしい点です毎回血が出ている場合は、悪い菌がいるサイン。そして本来、血管は無菌ですが、歯茎の場合、違出ている部分から悪い菌が結果に入ってしまいかねないと言う厄介な側面があります。

これはぜひ覚えておきたいですね。

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㉑保険内の白い詰め物被せ物

こんにちは、神保町ミセ歯科・矯正歯科です。

本日は保険適応の白い詰め物、被せ物についてお話しします。


まず保険適応となる白い詰め物・被せ物、CAD/CAMについて簡単にご説明いたします。

CAD/CAMの素材はハイブリッドレジンと言われる、歯科用レジンとセラミックを混ぜたもので、1つのブロックをコンピューターシステムで削りだし作成されます。

平成26年4月よりCAD/CAMの被せ物が先進医療として保険適応になりました。

CAD/CAMが導入されてから保険適応内で白い詰め物・被せ物が出来るようになり、セラミックなどの保険適応外の詰め物・被せ物にしなくても審美的に良いもので費用を抑え治療ができるようになった反面、問題も起きてきています。

ここからはその問題について詳しくご説明いたします。

問題の内容ですが、脱離(外れてしまうこと)や破損がほとんどです。


CAD/CAMに関する研究をした論文よりCAD/CAMで作成した詰め物・被せ物を装着してから22ヶ月間どのくらい問題が起きているかですが、下記のような結果になりました。

CAD/CAMで作成した被せ物の脱離率は8.0%、脱離した症例はいずれも装着後1年以内に発生しており、脱離した27症例中21症例は半年以内に発生しています。

また、破損率に関しては4.3%を占めており、破損までの期間は2週間以降1ヶ月以内が最も多かったそうです。

破損の原因として考えられることは
強い咬む力が63.5%と、力による破損が多いことわかります。

近年の報告では、白い被せ物でも素材がことなり保険適応ではないセラミックで作成した被せ物の脱離率は5年間で4.7%との報告もあり、これらの研究結果よりCAD/CAMによる詰め物・被せ物は極めて脱離や破損の発生率が高い傾向にあることがわかります。


保険適応内で白く審美性が高い治療が受けられるようになった反面、やはり力には弱く破損してしまうリスクであったり素材の性質により脱離してしまうリスクが高かったりと問題が起きる可能性も高く秘めています。

今後白いもので詰め物・被せ物をお考え方は是非参考にしていただけたらと思います。

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⑳唾液の作用

こんにちは
衛生士の原です。

本日は唾液の作用についてお話ししていきます。
まず唾液とは唾液腺によって分泌される液体で、お口の中を常に湿潤しています。
その中に種々の電解質、アミラーゼなどの酵素、ムチンやパロチンなどのタンパク質が数多く含まれています。
1日の唾液分泌量は1500〜1000mlです。

唾液には8つの作用があります。
1.消化作用
唾液中のアミラーゼやリパーゼが食べ物を分解し、食物の咀嚼や嚥下を助ける作用
2.粘膜保護作用
お口の中の粘膜や歯の表面を傷つかないようにする作用
3.自浄作用
食べかすや歯垢を洗い流す作用
4.抗菌作用
抗菌作用をもった酵素が含まれており細菌感染から守る作用
5.湿潤作用
お口の中の乾燥を防ぐ作用
6.潤滑作用
会話や、咀嚼、嚥下をスムーズにする作用
7.再石灰化作用
細菌が作り出した酸によってエナメル質の成分が溶け出しますが唾液に含まれるミネラルがそれを修復し、元の状態に戻す作用(再石灰化)
8.緩衝作用
唾液によりさんが中和されることで脱灰を防ぐことができる作用

 

唾液には様々な作用があります。
唾液の分泌が不足すると、会話や咀嚼、嚥下などに困難をきたし、さらに歯周病や虫歯の増悪の誘因となります。
食べ物を食べる際はよく噛んで健康な歯を目指しましょう。

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⑲歯磨き粉の成分

こんにちは、衛生士の會澤です。

みなさんは歯磨き粉を買う際にどのように選んでいますか?

歯磨き粉の種類が多く、どれを使ったらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?

なので今回は「歯磨き粉の成分」についてお話しします。

歯磨き粉は歯磨剤と呼ばれ、「化粧品」と「医薬部外品」の2つに分けられています。

基本成分のみから出来ているものを「化粧品」と言い、基本成分に薬効成分が加えられているものを「医薬部外品」と言います。現在販売されている歯磨剤の90%以上は医薬部外品の物になります。

毎日の歯磨きの際に歯磨剤を使用する事から、歯磨剤に含まれている薬効成分を上手に利用する事で虫歯や歯周病などの予防を効果的に行うことができます。

では、まず基本成分についてご説明します。

基本成分は、清掃剤(研磨剤)、湿潤剤、発泡剤、粘結剤、香味剤、保存料の6つから構成されてます。

【基本成分】

・清掃剤(研磨剤):歯の表面を傷つけずにプラーク(細菌)やステイン(着色)など、歯の表面の汚れを落とす。

主な成分名リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウム

 

・湿潤剤:歯磨剤に適度の湿り気と可塑性を与える。主な成分名グリセリン、ソルビトール

 

・発泡剤:口中に歯磨剤を拡散させ汚れを除去する。主な成分名ラウリル酸ナトリウム

 

・粘結剤:粉体と液体成分とを結合させ、保型性や適度の粘性を与える。

主な成分名カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン

 

 ・香味剤:爽快感と香りをつけ、歯磨剤を使いやすくする。

主な成分名サッカリンナトリウム、メントール、ミント類

 

・保存料:変質を防ぐ。

主な成分名安息香酸ナトリウム、パラベン類

 

次に薬効成分についてご説明します。薬効成分には虫歯予防や歯周病予防、歯石予防、知覚過敏予防などがあります。

【薬効成分】

・虫歯予防

主な成分名フッ化物(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム)、殺菌剤(クロルヘキシジン塩類、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムなど)、プラーク分解酵素(デキストラナーゼ)

 

 ・歯周病予防

主な成分名殺菌剤(クロルヘキシジン塩類,塩化ベンゼトニウム,塩化セチルピリジニウム、など)、酵素(デキストラナーゼ)

 

・歯石予防

主な成分名ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム

 

・知覚過敏の抑制

主な成分名乳酸アルミニウム、硝酸カリウム

 

 このように歯磨剤は様々な種類の成分から作られています。ご自身の歯のお悩みにあった成分が入っているのを使っていただくことで、症状の緩和や改善がみられるかと思います。もし自分に合ったものが分からない方や、今使っているもので大丈夫なのか気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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⑱自分に合った歯ブラシ

こんにちは

歯科助手の加藤です。

前回「歯磨きの音」についてお話致しましたので本日は歯ブラシについてお話します。

皆さんは普段どんな歯ブラシを使用してますか?

市販の歯ブラシには、様々な種類があります。毛並びが3列や4列のものや、小さなコンパクトヘッドのものがあります。

また、商品によって異なりますが、大抵の毛硬さが【やわらかめ】【ふつう】【かため】の三つのタイプに分かれています。歯ブラシは毎日使用するもので、ぜひ自分の歯に合ったものを選んでみてください。

男性は、磨いたときの感触で固めの毛先を好む印象がありますが、固めの毛先で磨く力が強すぎると、歯ぐきを傷つけ、痛めてしまうことがあります。歯科医に勧められているものがなければ、毛先が3列のものか、コンパクトヘッドで、手先の硬さは【普通】を選びましょう。歯ぐきが腫れている場合には、【柔らかめ】がお勧めです。

なお、できるだけ短時間で汚れを取りたい場合は、ヘッドが大きく幅広、毛は太くて、短いものが適しています。慌ただしい朝は、大まかに見かけるこうしたブラシを使っても構いません。

しかし、ざっと磨いただけでは取れない歯と歯の隙間やし歯周ポケットの中に潜むバイオフィルムを破壊するには、ブラシの毛先で細部へ到達することが必要になります。そのためには、ヘッドが小さく、毛先が細いタイプで隅々まで丁寧に届かせる必要があります。せめて夜だけはこういったタイプでがんばって磨いてみましょう。バイオフィルムは時間が経てば経つほど病原性を発揮しますから、11階は構内をリセットするイメージです。

歯ブラシの交換目安は月に1度と言われています。月に1度決まった日に交換すると決めておくといいですね。

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⑰ホワイトニングと歯周病・虫歯予防

こんにちは、神保町ミセ歯科・矯正歯科です✩
本日はホワイトニングの効果に関するお話です。


ホワイトニングは歯を白くすることはもちろんのこと、歯周病予防・虫歯予防の効果も知られており、海外ではすでにホワイトニングのもつ二次的効果が注目されています。


ホワイトニングの薬液に使用されている過酸化尿素は、もともと歯周病治療薬として用いられておりました。

具体的には過酸化尿素が化学反応を起こし分解された分子が細菌の細胞膜や核を破壊することにより殺菌効果を発揮します。

その流れのなかで過酸化尿素により歯が白くなったという報告が多数現れ、ホワイトニングを目的とした製品が発売されるようなりました。


では一体どのように予防効果があるのでしょうか。

ホワイトニングと歯周病予防・虫歯予防の研究からホワイトニング前とホワイトニング後では
最も病原性の高いとされている3種類の歯周病原細菌
P.gingivalis(P.g)・T.fosythia(T.f)・T.dentcola(T.d)
の口腔内総菌数の割合がそれぞれ
P.gは-8.9%、T.fは-3.64%、T.dは-1.46%と減少し、
虫歯の関連菌であるミュータンス菌数の割合も-0.80%と減少しているという結果が発表されています。

このような研究結果からホワイトニングはただ単に歯を白くするだけではなく、歯周病・虫歯予防にも効果があることがわかります。


ただ、ホワイトニングには歯周病菌・虫歯菌を減少させる効果は認められますが治療の第一選択法ではありませんし、治療としては効果がありません。

歯周病治療も、虫歯治療も第一選択は基本治療と呼ばれる歯石や虫歯を取り除く治療です。

ホワイトニングは治療終了後の病状安定・予防のためには効果的なものと言えます。


ホワイトニングを定期的に行うことで歯も白くなり歯周病・虫歯予防にもなり一石二鳥ですね♩

ホワイトニングにご興味のある方は一度ご相談ください☺︎

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⑯口臭

こんにちは。
衛生士の原です

今回は口臭についてお話ししていきます。
口臭には様々な種類があります。ご存知でしたか?
①真性口臭症、②仮性口臭症、③口臭恐怖症と大きく分けて3つに分類されています。

まず一つ目
①真性口臭症…実際に口臭を有するもの。
真性口臭症はさらに、生理的口臭と病的口臭に分類されます。

・生理的口臭…起床時や空腹時、月経時、唾液分泌減少による自浄作用の低下による口臭。
※口腔清掃により改善する

・病的口臭…何らかの病気が原因で発生する口臭。代表的なものは、歯周病、虫歯、歯石、舌苔などで、そのほかにも呼吸器系疾患、消化器官系疾患が原因の口臭です。
※疾患の治療や原因の除去によりに改善

次に
②仮性口臭症…実際には困るほどの匂いがないのに本人が口臭があると感じてしまうものを言います。
※カウンセリングや検査結果の説明で改善が期待できる

最後に
③口臭恐怖症…においがすると自分で思い込んでしまう事を言います。

口臭には様々な種類があります。
少しでも参考になれば幸いです。
口臭予防グッズ(舌ブラシなど)も当院で販売しておりますので気になる方がいましたらお声掛けお願いします。

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⑮歯磨きで磨き残しが多い場所

こんにちは、衛生士の會澤です。
みなさんは歯科医院で定期検診を受けた際に、お口の中を赤く染め出して磨き残しのチェックをされ、どこに磨き残しが多かったか聞いたことはありますでしょうか?
歯ブラシを毎日していてもしっかり磨けていないと歯肉炎や歯周病、虫歯になる可能性ががあります。
ですので、本日は「歯磨きの時に磨き残しが多い場所」についてお話しします。

【磨き残しが多い場所】
①歯と歯の間
歯と歯の間はどうしても歯ブラシの毛先が届きにくい場所になります。なのでフロスや歯間ブラシなどを使って磨くと汚れが落ちてきます。

②歯と歯茎の境目
歯と歯茎の境目は歯ブラシを横に動かしていても毛先がなかなか当たらず磨き残しが多いです。なので、歯ブラシを斜めに当てて(45°くらいの角度)磨くと歯ブラシの毛がよく当たり汚れが落ちます。

③前歯の裏側
前歯の裏側を磨く時は歯ブラシを横に動かせても毛が歯の面にしっかり当たっていないので、歯ブラシを縦に持ち縦磨きをしたり先端を使って掻き出すように磨くと良いです。
また下の前歯の裏側には唾液腺開口部があり、汚れが溜まると歯石になりやすいのでしっかり磨きましょう。

④奥歯と奥歯の裏側
奥歯は磨けていると思われがちですが、ほっぺたのお肉が邪魔をして磨けていないことが多いです。その時に歯ブラシと一緒に使っていただきたいのがタフトブラシという歯ブラシになります。
この歯ブラシは毛束が1つになっているヘッドの小さな歯ブラシなので、細かい所まで磨くことができます。

以上の4つの箇所を意識して歯磨きしていただけると磨き残しが少なくなり、とても良い健康なお口の中になります。
今日からでも意識して歯磨きを頑張っていきましょう。

少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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⑭正しい歯磨きの音

こんにちは

歯科助手の加藤です。

本日は歯磨きについてお話していきます。

皆さん歯磨き中の音、気にした事ありますか?

シャカシャカと音を思い浮かべた方。

正しく磨けていない可能性があります。

では、正しい歯磨きについて一緒に学んでいましょう。

歯ブラシは鉛筆を持つように持ち、歯にかかる圧は150~200gになるように磨くといいとされているそうです。

数字だけでは分かりづらいですが軽く押し当てる程度の力で問題ありません。

そして、歯ブラシの動かし方の基本は、小刻みです。大きく歯ブラシを動かしてしまうと歯ブラシの先端が歯と歯の間に入らず、しっかりと汚れが取れません。

小刻みに1本ずつ歯を磨くイメージで行って行きましょう。

では、最初にお話した歯磨きの音。

きちんと磨けている場合は自分だけに聞こえる程度の小さな音です。

鉛筆のように持ち、小刻みに動かすとこの理想の音がします。

逆に隣にいる人にまで聞こえるシャカシャカという音で磨いてるいる人は力が入ってしまっている証拠です。

また、歯ブラシを鉛筆持ちではなく、しっかりと握り前歯を円を描くように磨く人は表面を磨くのには適しているかもしれません。

しかし、これは歯ブラシがまだきちんと持てない子供などの為の磨き方であり余計な力も入りがちです。

あまり音を立てないことを意識しながら、時間はかかってしまいますが丁寧に1本ずつ磨くが大切です。______________________________

矯正の記録

2023.7.7

上:ワイヤーを着けて4ヶ月

下:ワイヤーを着けて3ヶ月

 

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⑬小児う蝕について

 

う蝕の発生にはう蝕の原因菌であるミュータンスレンサ球菌の口腔内への定着が大きく関与することがわかっています。

ミュータンスレンサ球菌の定着は歯が生え始める時期(6ヶ月頃)とともに開始され、19〜33ヶ月(2歳2ヶ月)が最も感染・定着しやすい時期と言われています。

またミュータンスレンサ球菌の感染は唾液を介して行われ、直接の口移しや食べ物の噛み与えのみならず、スプーンなどの食器の共有によっても感染することが報告されています。
ミュータンスレンサ球菌の感染・定着させないためには大人と食器を共有しないことが大切です。


より虫歯にならないためにはどのようにしたらよいのでしょうか。
それは、普段の歯磨き・仕上げ磨きと合わせ、フッ化物の取り入れをすることが効果的です。

フッ化物を取り入れるポイントは3歳まではフッ化物塗布を年2〜3回行い、かつフッ化物配合の歯磨き粉を使用することです。4歳以降うがいができるようになったらフッ化物配合のうがい薬も併用するとより効果が高いです。

またフッ化物の効果が高い時期は歯が生えてすぐなので、生え替わりの時期は定期的に歯科医院にて高濃度のフッ化物塗布を行うことを勧めます。

歯科医院で高濃度のフッ化物を塗布することと合わせてしっかり歯科検診・クリーニングを定期的に行うことで小児の虫歯は予防できます。

幼い頃からしっかり虫歯予防に努めましょう。

当院ではお子様の歯科検診・フッ化物塗布・歯磨き指導を行っております。
ご興味があればご連絡いただければと思います。

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