神保町の⻭医者|神保町ミセ⻭科・矯正⻭科

㉟レントゲン写真の見方・注意事項

こんにちは、衛生士の會澤です。

前回は「レントゲン写真の種類」についてお話し致しましたので、今回は「レントゲン写真の見方や注意事項」詳しくお話しします。

当院にはお口全体のレントゲン写真(パノラマエックス線写真)や小さいフィルムを使った部分的な写真(デンタルエックス線写真)、3次元的な写真(CT)、矯正治療の際に使用するセファログラム(頭部X線規格写真)があります。

レントゲン写真の見方ですが左右が反転しており向かって左側にあるのがお口の中で言う右側、向かって右側にあるのがお口の中で言う左側になります。

そして硬いところは白く、柔らかいところは黒く写ります。

例えば金属の詰め物ですと白い塊に映り、虫歯は黒く写ります。また神経を取る治療(根管治療)した場合ですと根の部分は白く写ります。

他にも白く映るのは、歯・歯石・骨・薬剤や金属などの人工物。黒く映るのは、虫歯・破折線などになります。

【レントゲン写真撮影時の注意事項】

・首から上の部分にある金属性のもの(眼鏡、ネックレス、イヤリング、ピアス、ヘアピン、金属の付いたヘアゴム、義歯、補聴器など)は外してください。

つけたままですと金属はX線を透過させにくい性質なので、そのままの形で画像に写り検査部位に重なってしまい画像診断が出来なくなる可能性があります。

・撮影中はお口や顔を動かさないようにお願いします。

動かしてしまうと写真がブレてしまい画像診断出来なくなる可能性があり、再撮影になりますのでお願いします。

【妊婦の方】

妊娠中の方はお腹の赤ちゃんへの放射線に関して気になる方も多くいらっしゃると思いますが、歯科のレントゲン写真撮影時の放射線量はとても微量です。

日本人の1人あたりの平均放射線量(被曝量)は1年間で約1.5ミリシーベルトと言われており、歯科用レントゲンの撮影時に出る放射線量は0.01ミリシーベルト程度になります。

また、健康に被害が出る恐れがあるとされる1年間の放射線量は100ミリシーベルトですので、1年間に100ミリシーベルト以下であれば健康に被害はないとされています。

また撮影部位はお口です。撮影時には防護用のエプロンを着用していただきますので、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどありません。ですので、妊娠中の方でも検査を受けることが可能です。

レントゲンについて不安やお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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