初めまして、衛生士の會澤です。
本日は「お口の中のpH」についてお話しします。
まずpHとは、酸性、アルカリ性の度合いを表す単位です。
私達のお口の中は中性でpHだと通常6.8〜7.0ぐらいに保たれています。
ですが、食べ物を食べたり・砂糖の入った飲み物などを飲んだりすることで食物飲料や口腔内細菌が出す酸により、お口の中はすぐに酸性に傾きpH値は低くなり脱灰(歯の表面にあるエナメル質が溶けること)が始まります。
お口の中が酸性に傾くと、酸によって歯が溶かされるリスクは高くなりますが、唾液の作用により1時間程度かけて徐々に中性の状態に戻してくれます。
しかし、ダラダラと食べ物を食べたりや缶コーヒーやスポーツドリンク・ジュースなど砂糖の入った飲み物を摂取してしまったり、口の中に食べカスが残っていたり、ご高齢などによって唾液の分泌が少なく緩衝作用がうまく働いていなかったりすると、お口の中のpHは酸性状態が長くなってしまい虫歯のリスクが増えてしまいます。
なので、虫歯のリスクを下げる為にも
①お食事時間や間食回数を決めて短時間で済ませる。
②食後はしっかり歯磨きをする。
③ご高齢の方は唾液腺をマッサージして唾液分泌量を多くする。
④フッ素入りの歯磨き粉を使用する。
事をお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
神保町ミセ歯科・矯正歯科