こんにちは衛生士の會澤です。
本日は妊娠中のお口の中のトラブルについてお話しさせていただきます。妊娠中はつわりや体調不良で歯みがきがしづらくなる事が多く、女性ホルモンの増加によってお口の中の状態は大きく変化します。
それはお口の中を正常に保つ唾液の分泌が低下してしまい自浄作用が弱まり、トラブルになりやすい時期だからです。
体だけでなく口内環境も大きく変化します。むし歯や歯肉炎などさまざまなお口のトラブルが起こりやすくなりますので気をつけましょう。
そこで今回、妊娠中のオーラルケアのポイントや、お口のトラブルを防ぐための方法を紹介します。
[歯ブラシ]
まず歯ブラシの選択ですが、ヘッドが小さく薄めの歯ブラシです。硬さはふつうが良いですが、妊娠中で歯肉が腫れている時(妊娠性歯肉炎)はやわらかめの歯ブラシを使うのが良いです。
なぜヘッドが小さく薄めがいいかですが、それはつわりで気持ち悪い時に普通のサイズの歯ブラシを使ってしまった場合気持ち悪さで歯磨きが十分にできないからです。
もしヘッドが小さく薄いものでも気持ち悪くなるようであればタフトブラシと言われる1本磨きの歯ブラシを使っても良いです。そして小刻みに動かしましょう。
[歯磨剤]
また歯磨き粉は香料や味が強いものは避けるとよいですが、難しいようであれば歯磨き粉なしで磨き、大丈夫であればフッ素入り(1450ppm)の歯磨き粉を使うと虫歯予防としても良いです。
どうしてもつわりが酷く磨けない時は洗口液や水でうがいをしましょう。
[ブラッシング方法]
歯磨きの際は顔を下に向け前かがみの体勢になり、奥に流れないようにしましょう。また歯ブラシを舌に当てないようにすると嘔吐感を避けやすいです。
妊娠中のお口の中はトラブルが多くありますが、無理はせずにできる範囲で1日のうちの体調がよい時間に歯磨きを、リラックスして行い上手に付き合っていきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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