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【68】口腔内の付着物・沈着物

こんにちは衛生士の會澤です。

本日はお口の中の付着物と沈着物についてお話しさせていただきます。

お口の中にはいくつかの付着物や沈着物がいます。

まずは細菌ではない付着物・沈着物です。

①獲得被膜(ペリクル)

歯の表面(エナメル質)を覆う無色透明の薄い膜です。

唾液由来の糖タンパク質を主成分としており日々の歯ブラシで多少落とすことは可能ですが、すぐに再形成されます。

口腔細菌が歯質に吸着するための足がかりとなる為、歯垢形成の初段階、虫歯の発生の始まりでもあります。

②マテリアアルバ(白質)

脱落上皮や細菌塊、白血球などからなる白色もしくは黄色の塊状の物質。

洗口で落とすことは可能なくらい付着力は弱いです。

③色素沈着(ステイン)

いわゆる着色です。

色素沈着にも2種類あり「外来性色素沈着」と「内因性色素沈着」というものです。

外来性色素沈着はコーヒーやお茶、ワインなどで着色のため外側から歯の表面のエナメル質についているのでブラシとペーストでお掃除する機械的歯面清掃で落とすことが可能です。

着色が強くついている場合、保険内のお掃除では難しい場合もございます。その場合エアフローという粉とお水が勢いよく出る機械でお掃除することもございます。

内因性色素沈着は内側から色素沈着しているので機械的歯面清掃では落とすことができません。

次に細菌である付着物・沈着物です。

①食物残渣

これはいわゆる食べカスになります。

自浄作用や洗口で落とすことができるので食べ終わったら洗口をするといいです。

②歯垢(プラーク)

歯の表面に付着している、白色または黄白色のネバネバした物質です。1mgには1億個以上の細菌が存在しています。

歯垢が溜まっていくと虫歯と歯周病の原因になるので毎日しっかり取りましょう。

歯垢が残りやすい場所は奥歯や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などは特に付着しやすいため、しっかりと歯磨きして除去しましょう。

お口の中にはいろんな付着物や沈着物がいます。細菌の付着物や沈着物の場合はしっかり毎日朝・昼・夜と歯ブラシをし、夜だけでもしっかり時間を取りフロスや歯間ブラシ、糸ようじをして虫歯や歯周病からご自身の歯を守りましょう!

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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