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【51】捻転歯

こんにちは、衛生士の會澤です。

今回は「捻転歯」についてお話しします。

捻転歯とは歯自体に変形はないが、歯の長軸を中心に歯が回転して萌出した状態を言います。
捻転歯は前歯に多いですが、前歯以外にも起きる事はあります。

捻転歯の原因ですがいくつかございます。

①スペース不足

顎が小さかったり、過剰に歯が生えている(過剰歯)、歯の生え変わりの時に生えるべき場所にすでに他の歯が生えているなどによりスペースがなくなるなどの理由があります。

この場合ですと捻転歯だけではなく唇側や舌側に傾斜して生える唇側傾斜や舌側傾斜になる場合もございます。

②乳歯が大きな虫歯

乳歯が大きな虫歯になってしまうと根の先端に膿が溜まってしまう(根先性歯周炎)可能性があります。そうすると後からこのスペースに生えてくる永久歯はこの膿を避けて萌出しようとする為、捻転歯が発生する場合があります。

③先天的(遺伝)問題

捻転歯があるとどんな問題が起こるかですが、以下のものがございます。

①歯列不正

②汚れが溜まりやすく虫歯や歯周病になりやすい

(②に関しては担当衛生士の方でブラッシング・フロス・歯間ブラシの指導を行いますのでお気軽に聞いてください。)

捻転歯の治療方法

①矯正

②補綴治療

このように捻転歯に対しては先天的問題だけではなく何らかの原因があって起きております。捻転歯に対してだけではなくどの歯に対しても日々のブラッシングやフロス、歯間ブラシが大切です。ブラッシングやフロス、歯間ブラシのやり方やその他なにか疑問に思う事があった際には、当院にいらっしゃった際にお聞きください。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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