こんにちは
衛生士の原です。
本日は唾液の作用についてお話ししていきます。
まず唾液とは唾液腺によって分泌される液体で、お口の中を常に湿潤しています。
その中に種々の電解質、アミラーゼなどの酵素、ムチンやパロチンなどのタンパク質が数多く含まれています。
1日の唾液分泌量は1500〜1000mlです。
唾液には8つの作用があります。
1.消化作用
唾液中のアミラーゼやリパーゼが食べ物を分解し、食物の咀嚼や嚥下を助ける作用
2.粘膜保護作用
お口の中の粘膜や歯の表面を傷つかないようにする作用
3.自浄作用
食べかすや歯垢を洗い流す作用
4.抗菌作用
抗菌作用をもった酵素が含まれており細菌感染から守る作用
5.湿潤作用
お口の中の乾燥を防ぐ作用
6.潤滑作用
会話や、咀嚼、嚥下をスムーズにする作用
7.再石灰化作用
細菌が作り出した酸によってエナメル質の成分が溶け出しますが唾液に含まれるミネラルがそれを修復し、元の状態に戻す作用(再石灰化)
8.緩衝作用
唾液によりさんが中和されることで脱灰を防ぐことができる作用
唾液には様々な作用があります。
唾液の分泌が不足すると、会話や咀嚼、嚥下などに困難をきたし、さらに歯周病や虫歯の増悪の誘因となります。
食べ物を食べる際はよく噛んで健康な歯を目指しましょう。
神保町ミセ歯科•矯正歯科