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⑪ むし歯予防のフッ素

こんにちは、衛生士の會澤です。
本日は「むし歯予防のフッ素」についてお話しします。
みなさんは、歯磨き粉を購入する際「フッ素〇〇〇〇ppm配合」って言葉が書いてあるのを見ませんでしょうか?
まず、フッ素とは歯や骨を健康に保つように強くしてくれたり、酸に溶けにくい強い歯を作る働きがあるとして、世界各国でむし歯予防に利用されています。
フッ素は歯磨き粉にしか入っていないと思われがちですが、空気、水、食物などにも存在しております。
食物では、イワシ、海藻、味噌、牛肉、りんご、じゃがいも、紅茶、緑茶、塩などに多く含まれています。
では、これらの食物を食べていればフッ素は取ることができて、むし歯にならないということでしょうか?
そうではございません。
むし歯予防のためにも食品からフッ素を摂ることも大切ですが、歯科医院でフッ素を塗ってもらったり、フッ素入りの歯みがき剤を使うほうが効果は高いのです。

フッ素を取り込む方法にもいろんな方法があります。
①歯科医院でのプロケアによるフッ素塗布
歯科医院で高濃度のフッ素を歯に塗布する予防法になります。歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい場所にも効果的です。
フッ素塗布剤は、泡状(フォームタイプ)、ジェルタイプ、液体タイプと様々な塗布剤がございます。
②セルフケアによるフッ素入り歯磨き剤
むし歯予防には、何よりも毎日の歯磨きが大切です。
フッ素入り歯磨き剤を使って効果的にむし歯予防をしましょう。
③ホームケアによるフッ素洗口
毎日または週1回の頻度で歯磨き後や寝る前にフッ素入り洗口液を使うとより効果的です。

フッ素を塗ると歯の表面のあるエナメル質にフッ素が取り込まれることで、歯の質が丈夫になり、酸に溶けにくい歯がつくられていきます。
特に生えたばかりの歯はたくさんのフッ素を取り込みやすい性質があるので、萌出直後からフッ素を塗り、子供のうちからフッ素による予防を心がけるといいでしょう。

また、フッ素の濃度ですが日本で認可されているフッ化物濃度は1500ppmF以下に定められており、1450ppmFまでのものや子供用ですと950ppmFまでのものが販売されております。
1500ppmF配合が認められたとなっているのに、なぜ1450ppmFなのかと申しますと、製造時に誤差が発生した際1500ppmFを超えないために上限値よりも低く設定しているのです。
歯磨き粉を購入する際はフッ素濃度がどれくらい入っているのかも気にして見て購入していただけるといいでしょう。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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